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個人事務所設立手続きについて所感

本日より役所も仕事始めということで、当事務所も正式に業務を開始いたしました。

といっても、最初は事務所開設に関する手続きです。

私のほうではこれが業務の一つでもあるので苦ではないのですが、通常の起業された方がご自分で全てをやるには結構な手間だなと感じました。

法人であれば、設立登記もしなければならないので、手間も数倍に及びます。

で、何故ここまで手続きが面倒かというと、

1.書類が多いこと

2.専門的な知識が必要なものもあること

3.各書類によって、出す窓口、担当の対応が違うこと → これが一番面倒です!

個人事務所で従業員を雇う場合の開設手続きでいうと、順を追って説明すると下記のものがあります。

①税務署
・個人事業の開業・廃業届出書
・所得税の青色申告承認申請書
・給与支払事務所等の開設届出書

②都税事務所

・事業開始等申告書(個人事業税)

③労働基準監督署・適用事業報告
・労働保険保険関係成立届
・労働保険概算保険料申告書
・時間外・休日労働に関する協定届

④公共職業安定所・雇用保険適用事業所設置届
・雇用保険被保険者資格取得届

⑤年金事務所
・健康保険・厚生年金保険新規適用届
・健康保険・厚生年金保険被保険者資格取得届

上記のほか、10名以上の従業員を雇用する場合、労働基準監督署に就業規則制定届を提出する必要があります。
渋谷区では比較的上記の窓口が近い場所にあるのですが、①の税務署と②の都税事務所が同じような内容なのに一方は宇田川町のNHK前、一方は恵比寿ガーデンプレイスとかなり離れた距離にあります。書類を持っていくだけでも一苦労です。
しかも、もし間違いや不足があれば再度お越しくださいということにもなりかねません。

こちらを専門にされていない一般の企業家の方であればアウトソースするというのは合理的な判断だろうなと身に染みて感じました。

このような手続きは開業以降も人の出入り、年次業務等、多々発生してきます。表参道HRオフィスでは企業家の皆様のご負担を減らすためにも、専門として上記業務(①②は税理士業務になります)を全て請け負うことが可能です。

HPの内容はこちらまで。